
VMIとは、Vendor Managed Inventory (ベンダー・マネージド・インベントリー) の略で、ベンダー主導型在庫管理。
ベンダー(サプライヤー、納入業者、供給業者)が、納品先様との間で取り決めした在庫レベルの範囲内で、適切な在庫レベルと在庫ポリシーを決め、在庫を補給する事です。
つまり、VMIでは、ベンダーが納品先様に代わって在庫を管理します。
今話題のSCM(サプライチェーン・マネジメント)
SCMとは、
「製品の開発」→「製造部品の調達」→「製品の製造」→「配送」→「販売」
といったいわゆる 「サプライ(供給)チェーン (連鎖)」 の効率化を目標とし、
経営成果を高めるマネージメント手法のことで 「SCM」 と略称されます。
業界にもよりますが、一般に今日のサプライチェーンは長大化・複雑化しており、各プレーヤーがばらばらに判断したのでは、数々の無駄が生まれてしまいます。そこで業界全体あるいは企業同盟の立場から各プレーヤーの動きを制御・統制することで、“無駄のない供給の仕組みを作ろう”というのがSCMです。
SCMの源流は、
米国アパレル業界のQR(quick response)、
加工食品業界のECR(efficient consumer response)、
ブルウイップ効果(bullwhip effect)対策、
トヨタ自動車の JIT(just-in-time)、
そして、ウォルマートとP&Gによる
VMI(Vendor Managed Inventory) ……。
いずれも、
「適切かつ迅速な情報共有の仕組みを構成する」
「異なる企業・組織が協調・連携する」
「無駄の排除によって得られた利益を顧客を含めた関係者で適切に配分する」
といったコンセプトが背景にあります。
まずは、シンプルに 共同配送 と VMI の導入で実現 できます。
電化製品大手などで注目され成果を出した企業もありますが、大きな投資をして失敗した企業も大変多いSMC。
食品業界では、管理温度帯や、賞味期限、特売対応など機械的に対応していては逆に無駄や利益を損ねる問題が発生し、サプライチェーンの連携が取りにくい環境にあります。
私どものメリットは大きな投資はまったくいらず、弊社の共同配送による調達物流を利用する事で、SCMの一部である、VMIによって、下記のメリットを提供して行けるのです。

- 株式会社エイチ・エルの共同配送センターから小口納品するJITにより、納品先企業様の在庫保管スペースを削減可能です。
- 当日の生産に必要な商品を、必要な数だけお届けするJIT(ジャスト・イン・タイムな原料供給)により、在庫回転率を上がってきます。
- ロット発注や賞味期限切れ等による、不良在庫リスクも減少します。
- 株式会社エイチ・エルから、共同配送するので荷受け時間が一定になり、荷受け時間を集中させることで効率の良い人員配置が出来ます。
- 株式会社エイチ・エルより、チェーンストア統一伝票などの納品書を発行しますので、メーカー毎のバラバラであった納品書のフォーマットが統一され、検品や買掛チェックに掛かった時間を短縮し事務作業等が効率化します。商品と同時に納品書もお手元に届きますので、その場で付き合わせ作業等の作業を完了できます。
- 前日に必要な商品を必要な数だけ発注ができるので、数日先まで予測をしながら行なう発注作業の負担が軽減します。
- 共同配送を推進し納品車両を減らすことで、交通混雑の緩和やCO2・排気ガスによる大気汚染・騒音などが軽減します。
- 納入業者と担当ドライバーを固定し、マナー・納品ルールを徹底指導することで、荷受け担当者との連携を図ります。

これらの考え方はアメリカのウォルマートで実証され、日本のコンビニで花を咲かせ、今日でも改良され進化するSCMとなりました。膨大な資金をつぎ込んだ日本独自のSCMとなりました。しかし、資金投資も無くエイチエルのシステムで上記のメリットを提供いたします。VMIの豊富な実現ノウハウ、導入ノウハウを持ち、物流改革を目的としたシステムのご提案や業務改革のご提案ができる、株式会社エイチ・エルにご相談ください。
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